薬剤師と患者の気持ち

薬剤師には、患者の気持ちを理解する能力も必要となります。

それは、人の心を読むといった超能力の様な大げさなものではなく、人間が当たり前の様に思ってしまう事を理解してあげるのです。

だれでも、健康を害すれば気分が悪いものですし、体調が悪い事に加えて、これからどうなるのだろうといった不安も生まれてきます。

そんな時に、薬剤を出すだけではなく、患者の精神的な負担を少しでも減らそうとするのが、薬剤師としての務めであります。

例えば、薬剤師でタバコを吸っている方は少ないですが、いくら禁煙者が増えたといっても、現在でも、日本の成人男性の喫煙率は40%近くあります。

禁煙の辛さは、吸ったことのある人間しかわからないものですし、自分が吸わないからといって、患者の気持ちを考えない発言はいけません。

「タバコは体に悪いから止めましょう」に対して、「はいそうですか」と止める人間などはいないでしょうし、いかに禁煙が辛いかを理解したうえで、様々な禁煙方法を提言するべきなのです。

禁煙治療に保険がきくようになってから、薬局に禁煙にかんする問い合わせも増える様になったので、薬剤師などは、患者の質問を想定した答えを用意しておきましょう。